沖縄県

海洋温度差発電における

発電後海水の複合利用実証事業

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ミニ 久米島モデル

OTECにおける一つの目的は,発電そのものと,OTECに利用された深層水/表層水を発電システム全体の経済性を向上させるための有効な海洋資源として利用できるようにすることです.「久米島モデル」は,より発電規模の大きなOTECと,それに利用した海水を電気や水,食べ物を自給自足できるような形で地域に還元できるような形に両立させることを目的としています.

この目的のために,沖縄県は既存のOTEC施設を,小規模の久米島モデルを実証するために利用しています.新しい海水のパイプラインを設置することで,OTEC発電後の深層水と表層水を近辺で海水を利用している企業に提供することが可能となります.この試みは,世界初のものとなります.

プロジェクトの詳細

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新しいパイプラインは,2016年度に完成しており,2017年度にOTEC発電後の海水利活用推進事業の実証試験が行われます. 現在のOTEC施設は,沖縄県海洋深層水研究所と企業が利用していない海水のみを受け取っています.これに対して,新しいパイプラインは,まず発電に利用した後の海水を企業に回すことで発電量を増大させます.

さらに,海ブドウ養殖場ではOTECで冷やされた表層水が利用可能になり,逆に温められた深層水は,新たに布設されるカキの養殖場で利用される予定です.

新しく設置されたパイプ

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深層水,表層水,メンテナンス/清掃用の3つのパイプが設置されます(200A×680m).