海洋資源・エネルギー利活用推進会議がありました

去る3月28日、 久米島町内で「海洋資源・エネルギー利活用推進会議」が行われました。これは、国が推進する「海洋再生可能エネルギー実証フィールド」に、沖縄県では久米島町が海洋温度差発電の適地として、3月に立候補したことを受けたものです。

実証フィールドとして認定されると、国際的な研究所設立など、海洋深層水の高度利用化に弾みがつくものと期待されることから、地元久米島及び産学官が、深層水の今後の利活用可能性などについて、久米島町と共催で勉強会を開催することを目的に開催されました。

本会議には、講師の佐賀大学海洋エネルギー研究センター副センター長 池上康之教授、ハワイ大学 ルイス・ベガ博士をはじめ、琉球大学副学長 仲座栄三教授、東京大学特任研究員 大内一之博士、在沖米国総領事館、内閣府沖縄総合事務局、沖縄県、久米島町、そして久米島内外の関連企業、漁協、商工会、観光協会、また沖縄電力久米島電業所の40名以上の方々が集まりました。

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会議では、実証フィールドの認定前後の取り組みとして、「認定には地元の合意形成が取れていることが必要で、このような会議を重ねていくことが大事」「産学官連携による推進体制づくりを進めていきたい」「海洋温度差発電の商用化への展開を今後どうしていくか、勉強会等を重ねながらみんなで一緒に考えていきたい」といった提言がありました。

今年の夏頃には、実証フィールドの選定・採択が予定されています。久米島町が認定されると、ますます久米島町そして海洋温度差発電の取り組みが加速していくことが予想されることから、会の一員として、ともに力を合わせて盛り上げていきたいと思います。

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